System Use Sharing Protocol

ISO 9660の作業に戻りました。
iso9660_file_sinkのJoliet対応が面倒なのと対応フォーマットを増やすたびにコードの構造が大きく変わりそうな気がしたので、先にiso9660_file_sourceの対応フォーマットを増やすことにしました。
というわけで、POSIX用の拡張「Rock Ridge」の資料集めから始めます。
wikipedia:Rock_Ridge


Wikipediaからリンクされているドラフト仕様書がPostScriptだったので、久々にGhostScriptとGSviewをインストールしたのですが、epsファイルがPhotoShop(Elements)に関連付けられているのに気が付いて試したらpsも読めました。
しかも、同じサイトにMS Word形式のファイルもあったというオチです。
結局、Wordで読んでいます。


Rock Ridgeは「IEEE P1282 Rock Ridge Interchange Protocol (RRIP)」(Pが付いているのはドラフトだから)で規定されているISO 9660に対する拡張で、「IEEE P1281 System Use Sharing Protocol (SUSP)」に基づいています。
SUSPはLZHやZIPでいう拡張ヘッダの構造を定義したもので、RRIPはPOSIX用拡張ヘッダを定義したものです。
JolietがISO 9660と並列な関係だったのと違い、Rock Ridgeはオプションという感じです。
なので、iso9660_file_sourceはSUSPだけ対応して、その上のラッパーでRock Ridgeを解釈する感じになりそうです。