ISO 9660:1999

今日はISO 9660:1990の拡張ボリューム記述子に対応しました。
iso_directory_writer.hppの差分


拡張ボリューム記述子はISO 9660:1988の副ボリューム記述子の一種で、

  • ファイル名は207文字まで
  • ファイル名(ベース名)、拡張子、バージョン番号の区切りなし
  • ディレクトリ階層の深さに制限なし

といった特徴があります。
ISO 9660:1988同様、実装レベルとして1〜3のレベルがあるのですが、1と2は違いがなく、1,2と3の違いは複数エクステントに対応しているかどうかだけです。
mkisofsではISO Level4として扱われています。
Hamigaki.Archiversでも内部ではLevel4扱いですが、volume_desc::levelで設定するのではなく、volume_desc::set_enhanced()で設定します。
Level1,2と3の使い分けは昨日作成したraw版/非raw版のどちらを使うかで行うことにしました。


さて、ISOイメージに関してはまだ未実装のものが残っていますが、必要に応じて実装することにして、そろそろ次のトピックに移ろうと思います。