ISO 9660の論理セクタ

ISO 9660の規格を読んでいると、"sectors"と"Logical Sectors"という表現が何度も出てくるのですが、"sectors"の解説が見当たりませんでした。
Wikipediaで調べてみると、
wikipedia:CD-ROM
どうやらCDの物理的なセクタのことのようです。
ISO 9660自体はファイルシステムの規格なので、CDのデバイスとしての情報が載っていなかったわけですね。
CDのセクタサイズは2352バイトで、論理セクタサイズは「2048」と「セクタサイズ以下の最大の2のn乗」の大きいほう(6.1.2)なので、2048バイトになります。
Wikipediaの図を見ると、残りの304バイトはエラーチェックなどに使われるようです。


最初の16論理セクタはシステム用に予約(6.2.1)されていて、実際のデータはその後ろに配置されます。
16論理セクタということは、ISOイメージファイル上では16*2048=32768バイトです。
実際にバイナリエディタで覗いてみると、0x8000から始まっているので合っています。
実はこのアドレスを0x800と読み間違えて、「論理セクタサイズが0x800/16=128?」と混乱したのでした。
しようもない勘違いで半日潰しましたが、明日から実装に入ります。