SeekableSink

今日もドキュメントの整備です。
以前にも書きましたが、BoostBookはテンプレート仮引数の名前がコンセプト名と一致する場合、自動でリンクを張ってくれます。
テンプレート仮引数に適切な名前を与えるだけで、その型に対する制約を示すことができ、非常に便利な機能です。
これまで、SinkやSourceのようにアバウトな名前を付けていましたが、
http://hamigaki.sourceforge.jp/doc/html/SeekableSink.html
http://hamigaki.sourceforge.jp/doc/html/SeekableSource.html
の2つのコンセプトを追加して、シークが必要な場合はこちらを使うようにしました。


これにより、例えばlzh_file.hppの場合、
http://hamigaki.sourceforge.jp/doc/html/archivers/reference.html#header.hamigaki.archivers.lzh_file.hpp
basic_lzh_file_sourceにはシークが不要で、basic_lzh_file_sinkはシークが必要なことが一目で分かるようになりました。


なお、書き換えたのはとりあえずドキュメントだけで、ソースコード上はSinkやSourceのままです。