Boost Installer

メインマシンは引越し運送中のため、古いノートで作業しています。
せっかくなので、Boostのセットアップに先日公開されたBoost Installerを使ってみました。
http://lists.boost.org/Archives/boost/2006/05/105004.php

インストーラはNSIS(Nullsoft Scriptable Install System)で作成されていて、コンパイル済みファイルをWebからダウンロードしてきます。
インストールの流れは、

  1. ミラーサイトの選択(jpサイトあり)
  2. コンパイラとバリアント(ランタイムライブラリやスレッディングの種類)の選択
  3. コンポーネント(ヘッダ、ドキュメント、Boost.Build、各種ライブラリ)の選択
  4. インストール先の選択(デフォルト=C:\Program Files\boost\boost_1_33_1)

といった具合です。
Boost.Buildはjamファイルとソースがコピーされるだけなので、bjamを使用する場合は別途コンパイル(あるいはプリビルドされたバイナリのダウンロード)が必要です。

個人的な不満は、

  • Boost.Iostreamsのバイナリにzlib、bzipのサポートが含まれていない
  • Boost.Testのバイナリがない
  • スタートメニューが寂しい(アンインストーラのみ)

です。
ディスク容量の都合でインストールしていませんが、おそらくBoost.RegexICUサポートも含まれていないのではないかと思います。